毎回毎回、スルーされまくりながらもどうにか続く頒布物紹介。
最近はコミケにおける暗黒面の風物詩として皆様に笑われているわけですが、
今回もまた迷惑この上ないブツを制作すべく、日本の首都・相模大野に集結いたしました!
▼で、今までやってきた悪事です。
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今回はどうなることやら…
〜普通の〜 |
はい、ではネタの前にいつものいきましょうか。
コミックデイズ・H
(1,500円)
半端マニアソフトの新作になります。
今回は非常にめずららしく、エロエロオンリーとさせていただきました。
『冬は幻の鏡』 HMS-001 (2,000円)※在庫たっぷり |
空の上のおもちゃ HMS-002 (2,500円) |
さあ、んじゃそろそろ参りましょうか!
2006年最後、恥の大運動会のラストを締めくくる男の大打ち上げ、
竹本まさお祭の開催ですー
〜第二部・へんなの〜 |
時は西暦、2006年 夏、
神奈川県相模原市某所…
ネコを見る目とエロゲーを見る目が一緒だということで
小規模な市民団体に監視され続けている男。
齢29にしてリアルで毎日欠かさずにエロゲーを続ける男。
そんなハッピーヘブンな男が今日も朝方の歌舞伎町の路地の匂を
一億倍に強めたような悪臭を発する部屋で頭を絶賛抱え中だ。
ああっ。
ダメだ。
なんで……俺……。
あー、もう。
あれ? あー、あー、あっ!
あー。
あれ?
ついに具体的な悩みを涅槃の彼方に放出し、 漠然とした悩みだけを抱える状態に達してしまった。 「何もしない芥川龍之介状態」 (芥川から創作意欲を抜いた状態) から抜け出すために、パソコンに手を伸ばす。 |
俺にはもうエロゲーしかねぇズラ。
ピンク色に脳を染めれば、俺はこの不安から!
あー、あれ? あっ! あー。不安?
えっ、えっ、エロゲ?
えろげ? 絵呂下?
ああっ! 極度の涅槃状態のせいで竹本まさおは
エロゲーが何かさえ忘れかけている! なんというピンチ!
ドン! ドン! ドン!
そのとき、ノックの音と呼ぶにはあまりにけたたましいラップ音が!
バンッ!
渡辺でおまっ!
毎度の如く破壊的に現れる渡辺に、
為すすべも無く身を任せてしまう竹本まさお。 |
年齢的にほとんど知らない笑福亭鶴光風に(※「おまっ」の事)絶叫しながら、
扉を破壊して渡辺が現れた!
渡辺「竹本まさおに光りあれッ!」
部屋に乱入し、竹本まさおの首に地獄断頭台を決行!
気管の潰れる嫌な呼吸音が三千世界に響き渡ったが気にしない!
渡辺「時代は今、ボディーボード! キサマもボディーボードで滑りだせ!
いいか!
世界はこれすなわち人間滑り台!
こいつを駆使して滑りだせば救われる!」
竹本「ぼ、ぼでぃぼーどぉ?」
渡辺「そうだ、ボディボードだ、
テメーの人生に光りあれッ!」
コミックデイズ・H完成記念ボディボード
HMSBODY-001
▲これ
竹本「ほっ、本当ですか? こいつで滑りだせばおっ、オラは救われるズラか?」
渡辺「救われるズラ、救われるズラ!」
渡辺の言葉を素直に信じた竹本まさおは、 ボディーボードを抱えて部屋に できあがったエロゲー山を駆け上った! そして滑り出す! |
滑って行く!
滑って行く!
滑って行く!
滑って行く!
竹本「わ、渡辺さん、俺滑ってるよ、流れてるよ、
時代の流れに逆らわずしなやか路線だよ、田中康夫だよ!」
今何かと微妙なペログリを時事ネタと絡めて放出しながら、 |
渡辺「アホゥ!」
竹本「ぐあっ!」
容赦なく顔面にケリを放つ!
渡辺「よく聞け、それで滑べるのはキサマの悪臭プンプンたる部屋じゃねぇ!」
竹本「ご、後生ッ!では何を、どこで滑ればいいんですか、押忍!」
渡辺「テメーのインドア根性がその想像力の無さを引き起こすんだ、
いいから来い、外だッ! 」
竹本「ひい〜、そ、外っ、外恐いっ」
そして渡辺はいつものようにまさおを外に連れ出す。
周辺住民の目が少なくなった頃を見計らって、出撃だ! |
渡辺「もっとデカイもの……そう永田町、首相官邸の赤絨毯をそいつで滑るんだよ!」
竹本「わっ、渡辺さん、やっ、やるよ、俺、必ずやるよ!」
竹本まさおを歓喜の涙を流した瞬間!
竹本「うおおぉ! おっ、オラは海へ行くずっ、ずっ、ズラ!」
渡辺「まっ、まさお?!」
閉鎖空間に潜んでいたボディーボードの
「海に行きたい」
意志が目覚めたのだ。
そう三部のアヌビス神のようなアレだ! なんとなくわかれ、なっ?
渡辺の制止の声はもう届かない。
奴の意識はもう完全にボディーボードにのっとられちまったんだ!
ああ、神よ! だっ、誰にも止められないのか!
竹本「うっ、海だ! 海に行こ!
おじさんと海に行こ! いいところに行けるぜ!
どうしょうもなくそそり立つズラよ! おべべがお似合いズラよ!」
一般人「うっ、うわあああ!」
竹本まさおの狂気をはらんだ眼に、道行く一般人も逃げ出す。 |
渡辺「まっ、まてぇ、まさお! ボディーボードに意識をのっとられちゃイカンッ!」
竹本「おっ、おっ、オラは海に行くズラよ!」
渡辺「そっ、そこは川だまさお!」
竹本「川はもれなく海につながってるズラ!」
竹本まさおは飛び込んだ!
竹本「うっ、うっ、うっ、海ィ!」
うっ、うっ、みっ、みっ、は、ひっ、ろっ、いっ、なっ!
大海原とつながってるって思うだけで最高ハイッてやつズラ!
竹本まさおはこぎ出した。遙かなる海に向かって……。
渡辺「ガッデム! おっ、俺がボディーボードを渡したりしなきゃ……
南海キャンディーズのおもしろさについて口論するだなんて
くだらなすぎることをしなけりゃ……こんなことにはならなかったのかもしれん。」
渡辺は遠ざかる竹本まさおの後ろ姿をただ見ることしかできなかった。
2年後
なんか家が火事な気がするから帰る。
なんか帰り道でスク水少女とすれ違いそうだから帰る。
そういった虫の知らせに忠実に従う、中世じみた信仰心を持つ
半端マニアメンバーと保健所のいぬ さんが
竹本まさおが消えた川に集結。
「もう、竹本まさおは川に帰ってこないのかな、お父さん」
そんなメンバーの呟きが、川のせせらぎにかき消されていく。
…だがその時、奇跡が!
!!
その前で竹本まさおが二年ぶりに川から登場!
一同「まさおさん!」
竹本「海や川をキレイにしていたんだよ!
俺のがんばりで世界の河川の31%に再び
アユがもどってきたんだよ!」
ピースボートもひれ伏すような体当たりの環境保護活動により、
汚れた川は再び竹本まさおが戻ってこれる環境になっていたのだ! ありがとう地球、ありがとう自然、ありがとう竹本まさお! |
渡辺「まっ、まさお!」
竹本「わっ、渡辺さん!」
熱き抱擁! そして鳴り止まぬ万歳!
みんなも川や海の保全活動に積極的に参加しよう!
それが僕らの願いだよ!
完
すみません。
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▼理由
というわけで、今回も綺麗に赤字でしたとさ。
おしまい