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昼が終わり、夕方になり、夜へと変わっていく寸前、
空がほんの一瞬、美しい藍色になる時があります。
黒でも青でもない、藍としか言えない狭間の時、
インディゴブルーの空は見事な空間を作り出します。

渡辺さんは、以前この時間を指して、
いつかこれを素材に使って話を書きたいと言ってました。
そらちゃの発表後、実に長い時間がかかりましたが、
ようやくそれが形になる所までたどり着きました。

『Ｉｎｄｉｇｏ』は、半端マニアソフトでは事実上初めてとなる、
『全年齢作品』となります。物語の作成上、年齢制限の
かかる表現に必要性が無かった事もありますが、
それ以上に今回は、プレイの可能な人が一人でも多く
増える事を祈って、このようにさせていただきました。

スタッフも、今までで一番大勢の方に参加していただく事になりました。
それに見合う形で、ボリュームの部分でもフユガミと同レベルか
それ以上の物になるであろうと思われます。
フユガミ、そらちゃタイプの作品をお待ちだった方には、
どうぞお楽しみにお待ち頂ければ幸いです。

今作で半端は、フユガミを作っていた頃のあの時期に立ち返り、
脇目も振らずゲームを楽しんで作るということからまず始めることにしました。

思えば、フユガミで無料配布のロムを配って以来、
かれこれ５年が経とうとしています。
あれからゲーム作りは確かにこなれたかもしれませんが、
自分たちは少し、悪い意味でそれに慣れ気味だったのかもしれません。

今回はかなり無茶と言いますか、先を考えずに詰め込もうと思います。
どこまで行けるのかわかりませんが、まあこういうノリで作る事自体が
最近めっきり無かったので（笑）、可能な限り楽しもうかと思っています。

＊

夏コミでは、プロローグのほんのさわり部分を収録したプレ版として、
皆様にお届けする予定です。あくまでも雰囲気を見て頂くという事と、
システムの具合を見る目的の体験版ですので、こちらは夏コミオンリーで
ウェブのアップはしばらくしない方向で考えております。
ご興味をお持ちの方は、ぜひぜひ、一日目に当サークルまで
お越しくださいませ。
※作品紹介サイトは、コミケ後８月末までにアップを予定しております。

心機一転、サイトデザインも新しくなりましたし、
これからは更に根性を入れて頑張って参りたいと思います。

『Ｉｎｄｉｇｏ』、面白い作品にしますので、よろしくお願いします！

ディレクター　木緒なち

追記：簡素ではありますがバナーを用意いたしました。
　　　　まだ完成が先なので恐縮ですが、どこかサイトの隅の方にでも
　　　　お貼りいただけますと幸いです。
　

次の投稿は「『Ｉｎｄｉｇｏ』（渡辺ファッキン僚一）」です。